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[がん手術・治療法]  S状結腸がんの手術をしました

 
質問

S状結腸がんの手術をしました

●更新日:2006/06/09 21:24   ●合計閲覧数:84   ●回答数:2   ●お役立ち投票数:0
質問者質問者  艶游亭
質問日時  2006/05/30 22:18
手術直後から二つのドレーンのうち、背骨側のドレーンにオナラと液状の便と思しきものが混じるようになり、それらが止まるまでに三週間かかり五十日程入院しました。 執刀医は「(オナラ等がドレーンに抜けてくるのを)こんなのは初めて、何故そうなったのか分からない」と言い、随分不安な思いをしました。 そんな失敗みたいなオペってどの位あるものでしょうか? それと傷口の痛みは日に日に軽くなりましたが、腰痛は取れていません。 多分癒着しているような気がします。 もし癒着していると仮定して再手術になる確率はどの位でしょうか? アドバイスお願いいたします。

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回答
回答者
回答者  温泉医者 全科
回答日時  2006/06/08 20:54
どなたからもお返事がないようですので私が思うところを書かさせて頂きます。お話からいたしますと、S字状結腸癌の術後吻合部縫合不全と存じます。縫合不全は小腸では滅多 無いのですが、大腸だとたまにあって、直腸だともう少し多いかもしれません。ただ、最近は栄養管理などの改善でかなり少なくなっているようです。あなた様は不幸にしてそれ になってしまわれたということで、さぞ残念とお考えのことかと存じます。吻合不全の原因は様々で、もちろん外科医の失敗というのもありますが、最近は自動吻合器を使うよう になり、それはかなり安定してきております。それよりもむしろ、栄養の問題などが大きいとも考えられているようです。もちろんそれがゼロになるのがいいのですが、どうして も一部には発生してしまうようです。頻度はそれほど多くは無いのですが、逆に少なくも無いよようです。実際の頻度についてはしっかりした統計はなかったかと存じます。それ は、あまり発表したりしたくないものだし、もちろん自慢できるものではないからで、それをあえて研究して報告というのは私は聞き覚えがありません。いずれにしても、そうそ うあってはならないことだが、実際の現場では時々あるとお考えになられて下さい。さて、起こってしまったことは仕方ないし、治ったからまあよかったとしてやってください。 外科医はどの患者さんに対しても同じように一生懸命手術をやっております。決して手抜きはいたしません。少なくともそういう心構えで手術に望んでおります。もちろん他科の 先生方も一生懸命やってます。さて、問題はこれからのことですが、まず腰痛です。これは確かにやっかいです。原因はまず炎症と考えられ、手術したのちにもちょっとだけ残っ ている炎症、すなわち、縫合不全部がだいたい治ったその部分のわずかな炎症だったり、ご心配の癒着だったりします。その炎症は通常は時間経過とともによくなってくるものと 思われますが、逆にすっきりとなるにはちょっと時間がかかると思います。骨折の後、医師が治ったといったが痛みが・・・というのと似たような状況とお考え下さい。術後の検 査では特に問題となることは無かったのでしょう?それでしたら、いわゆる検査にはひっかからない低い程度の炎症と考えられます。そうであれば、少しずつゆっくりと治ってく るはずです。もし逆に、だんだんひどくなるようなことがありましたら、主治医の方にお申し出になられて下さい。術後に腹腔内に膿瘍などのやや強い炎症巣ができている可能性 があります。それから、最後の癒着ですが、これもやっかいです。腹腔内をさわると、とくに腫瘍のような大きな手術をされた場合にはどうしても大なり小なり癒着がおこります 。私なんか盲腸(虫垂)を切除したあとは、数年にわたって手術部を中心にして軽い痛みとだるさを感じておりました。ましてやそれが大腸ということになりますと、どうしても あります。それをいい具合にするために、日頃から便通をよくしておくという方法もあります。便秘には特に気をつけて頂いて、常に便通をよくするようにされてください。そう すれば、万一癒着がひどくなっても入院して点滴という事態には陥りにくいかと存じます。再手術の可能性ですが、限りなくゼロにちかいとお考え下さい。昔は癒着すればすぐ手 術という時代もありました。ノーブルの手術という今となっては妙な手術も行われていました。しかし、その後外科医は沢山のことを経験し、その結果、癒着には極力再手術は行 わない、という一般的な合意ができました。もちろん、外科医の中には、なにを言っているんだという古いタイプのお方もおられて、それはそれで完全に否定されるものではない のですが、大方はそういう考え方です。従って、癒着は、入院して絶食、点滴となり、それでもよくならない、あるいは熱が出てくるなどの大事態にならないかぎり、まず手術と はならないものとお考え頂いて結構と存じます。その意味では手術のことは安心して頂いた方がよいのですが、前述のように便通をよくしておくというのが大事です。野菜を沢山 食べるとか、水分をしっかり飲むとか、乱れた生活をしないとかなどの日頃の心遣いをお願いいたします。

質問者質問者  艶游亭
質問日時  2006/06/09 21:24
ご丁寧なアドバイス、ありがとうございました。
おかげさまで 不安感が随分薄らぎました。
腰痛やドレーン部のわずかな痛み、これから間違いなく起こるであろう服用中の抗がん剤(UFTカプセル)に因る副作用の心配・・・etc 色々思い悩んでいましたので、今日ご返事を見つけた時は感激いたしました。 ありがとうございました、なにぶん先の長い治療が待っていますので今後ともよろしくお願いいたします。

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